私が1年間このクラスで過ごして感じたことを皆さんに伝えたいと思います。
理数科に来れば、理数分野に関する知識を広げ、考えを深めることができます。授業のスピードは速いですが、その中で内容の濃い授業を受けることができます。しかし、授業について行けないかもと心配することはありません。深い知識を持ったクラスメートと話せば、わからないことを解決したり、さらに考えを深めたりすることができます。何より、クラスメートと切磋琢磨しあうことで、勉強に対するモチベーションを保つだけでなく、意欲を高めることができるでしょう。
また、理数科行事では、普段体験できないことを経験できます。1年次の企業訪問ではモノ作りに触れ、開発する側、つくる側の現場を見て、技術について考えるきっかけになりました。課題研究では、自分の興味あることについて主体的に学びます。自分で疑問を持つこと、そして学ぶことの大切さをいつも痛感させられます。
理数科はクラス替えがありません。私もクラス替えがないことは理数科を受検する前に一番心配していたことでした。しかし、クラスが変わらないからこそ、毎日楽しく、自分のしたいことに打ち込むことができます。数学が好きな人、ルービックキューブを極めている人、運動部で部活に打ち込む人、いろいろな人がいて、毎日刺激を受ける日々です。そして、理解のある先生が私たちの可能性を信じて、伸ばそうとしてくれます。学校に行けば、自分の居場所があり、毎日お互いに刺激を受けながら成長することができます。ここは勉強とのバランスをとりながら、自分の好きなことを好きなだけできる、そんな場所です。
私は、理数科に来たことで自分の可能性が大きく広がったと感じています。私は中学の時から科学にすごく興味があって、理数科に来たわけではありません。しかし、ここに来たことで今までなかった興味・関心が広がり、今では研究活動まで行っています。
理数科に来ることはゴールではありません。ここは、自分の興味・関心を最大限に広げ、自分を次のステップ、目標に向かって進ませてくれる場所です。高校生活の貴重な3年間をここで一緒に過ごしませんか。
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