理数科 31期生(3年生)
皆さんはどのような高校生活を送りたいと思いますか。ここでは私が二年間を過ごして感じた理数科の魅力について4つの観点から伝えたいと思います。
1つ目は、クラス替えについてです。理数科は3年間を通してクラス替えが1度も行われません。一見ネックに見えますし入学するまでは私自身も同じように感じていました。しかし実際はクラス替えがないがゆえにクラスメイト間の仲は深くなります。
2つ目に、部活動についてです。理数科というのは、何も勉強だけをするクラスではありません。私を含め、多くの生徒が部活動に入っており、終礼が終わると皆一目散に教室を出て部活へと向かいます。勿論、県大会や九州大会に行く人もいますし、勉強と部活が両立可能なクラスであると言えるでしょう。
3つ目に、理数科独自のカリキュラムについてです。理数科は普通科とは異なり授業のペースが早く、そのために受験勉強にすぐに取り掛かることが可能です。このアドバンテージは大変大きく、毎年理数科の生徒が好成績を収めている理由の一つと言えるでしょう。また、放射線実習セミナーや企業研修などの様々な理数科独自の行事もあり、皆さんの見聞を更に深めてくれると言えます。
最後に、クラスメイトについてです。理数科の生徒はその多くが将来なりたい職業や夢が入学時から決まっており、また、決まっていなかった生徒も周りの生徒に感化され、卒業する頃には皆、夢を持って、胸を張ってこの丘から旅立っていきます。その上実力も伴っており、互いに切磋琢磨できる環境であると私は強く思います。
理数科に入る意思は固まったでしょうか。理系科目を勉強したいという理由だけで入るにはもったいないほどに充実した生活があなたを待っています。ここには書ききれなかった、3年間同じ理数科ゆえの翔丘祭の出し物、クラスマッチ、他にも様々なことを是非入学して体験してください。皆さんの入学を心から期待しています。
理数科 32期生(2年生)
理数科にはどのようなイメージを持っているでしょうか。私が一年過ごして感じた理数科の良さを書きます。
まず、理数科には個性豊かな人が多くいることです。クラス替えがないので、三年間掛けて、個性の強い一人一人のことをより深く知り、より仲を深めながら、学校生活を送ることができます。一年間一緒に過ごしてきた今でも、友達の知らない一面に驚かされることは多々あります。それだけ、濃いクラスメイトに囲まれています。また、クラスメイトの印象として、自分の好きなことをストイックに突き詰めている人が多いというものがあります。例えば、私の友達には、この一年間を数学に捧げた人、物理に捧げた人、部活に捧げた人がいます。みんなそれぞれ自分の得意なものがあるので、「この分野のことなら、この人に聞いてみよう」というようにある種の専門家のような人がたくさんいます。
最後に、理数科に入学してくるのは、「理系」の人たちだということです。つまり、自分と近い趣味趣向を持つ仲間がすぐそばにいるということです。だから、類は友を呼び、すぐにクラスのみんなと仲良くなれます。「中学時代、周りの友達と自分で趣味、関心が合うものが少なくて、自分を出しきれなかった」という人も、理数科なら、自分が好きなものを紹介すれば、きっと、周りの人も好きだったり、気に入ってくれたりすると思います。クラスメイトとの共通の話題をとても作りやすいです。また、休み時間や放課後、教室で数学をしている人がいれば、自然と人が集まります。他にも、クラスの団結力も強いです。文化祭、クラスマッチといったクラス行事のときには、積極的にリーダーとなってみんなを引っ張ってくれる人がいて、準備しようとなったらクラス一丸となって協力してくれます。このような団結力もやはり、理数科の仲間だからこそだと思っています。
多様性に溢れながらも、似た者同士な友と高校の三年間を過ごしてみたくはありませんか?
理数科 33期生(1年生)
私が筑紫丘高校に理数科として入学して、約二か月。クラス内の絆も少しずつ深まり、授業にも慣れてきたところです。私が入学前に持っていた理数科のイメージと、二か月経って感じたことを書きたいと思います。
まず、「理数科」と聞いて、あなたはどういった印象を持つでしょうか。中学生の私は、部活にはほとんど行かず、ほぼ常に勉強机に向かって、参考書とにらめっこしながら数式を口ずさんでいるようなイメージを持っていました。しかし実際に入学してみると、入学前の真面目過ぎて居心地が悪そうな印象は全くもってなく、むしろ日々の生活や学習を明るく、楽しく過ごそうとしている人達が集まっていました。物事への積極性も強く、入学直後のオリエンテーションでのプレゼン計画や文化祭の出し物の作成などの際、少しでも役に立とうと手伝ってくれたおかげで、無事成功させることができました。
次に学習についてです。理数科は文字通り、理科と数学の学習に重きをおいています。普通科と比べて学習内容が少し難しく、授業が多いので学習スピードも早いです。最初はかなり苦戦するかもしれませんが、最初の定期考査期間が始まる前には自分なりの勉強の仕方が確立してくると思います。クラスメイトもそれぞれ分野の違った高い能力を持っているので、その恵まれた学習環境をフル活用して、共に切磋琢磨していくことができれば、いずれ必ず結果はついてきます。また、結果が出せなかったとき、反省する気持ちは重要ですが、必要以上に落ち込んではいけません。自らで決めた進路に進むのですから、周りにいる同じ道を志す人が自分より優れているなんてことは珍しくありません。高校への進学に限らず、新しい環境になったら、自信と自己肯定感、向上心を常に持ち続けて、自分を諦めずに取り組むことが大切です。私はこの数カ月間で、このことを強く実感しました。
学習にしても、行事や部での活動にしても、ここでの三年間は、人生においてとても大きな経験、思い出になるでしょう。そう断言できるほどに、充実した高校三年間を過ごす上で、筑紫丘高校の理数科は素晴らしい環境だと言えます。是非、受検を検討してほしいです。